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DTM / MIDI 用語の意味・解説
偏ったDTM用語辞典
MML エムエムエル
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「Music Macro Language」の略。パソコンのプログラミング言語である「BASIC」で使用されていたメロディを記述するための書式の事。かつての8ビットパソコンで音楽を表現するための標準的な方法であった。
単なる1つの文字列だけでメロディを表現できるという長所があるため、現在でも各種機器やソフトの簡単なメロディ作成機能で使われる場合がある。
大筋で共通な部分として " C D E F G A B "の音名と休符を表す "R"、シャープとフラットを表す "#" または "+" と "-"、音符の長さを表す数字などを組み合わせた文字列でメロディを表現する。ただし、特に定まった規格があるわけではなく、機種毎の機能に合わせて解釈の違いや様々な拡張仕様がある。
特に、"<"および">"は一般的にオクターブのシフトに用いられるが、仕様によってオクターブの上下の指定の仕方が逆のものがそれぞれ存在するため、仕様が異なるものの間では音の細部だけでなく基本的なメロディ表現としても互換性はない。
例えば次のような形でメロディを表現する事ができる。
"o4l8t100cde-fg4.rg4a-fg4.rg4>c4e-4c4d2.r4c4cc<a-a-a-4g4ggf4a-4g4a-rg4r4c2.r4"
一般的に良く使われるMMLの命令としては次のようなものがある
命令(大文字小文字は区別しない。nは数字) | 説明 |
---|---|
C,D,E,F,G,A,B | 対応する音(ド~シ)を鳴らす事を表す |
R | 休符を表す |
- | C~Bの音名の後ろに続けて書く事で半音フラットを表す |
+ または # | C~Bの音名の後ろに続けて書く事で半音シャープを表す |
数字 | C~B(-,+,#がある場合はその後ろ)、Rの後ろに書く事でその音または休符の長さを表す。1/数字 音符となり、4ならば4分音符、16ならば16分音符となる |
. | 数字の後ろに付ける事で付点付き音符である事をあらわす |
On | 以降のメロディのオクターブを指定する |
Ln | 音名、休符に長さを指定しない場合のデフォルトの長さを指定する |
< > | 1オクターブシフトする事を指定する |
Tn | テンポを指定する |
Vn | 音量を指定する |
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