RSS Twitter Facebook

2014/02/10 (2014年02月 のアーカイブ)

「トラ技」のおまけ8ピンARMチップをシンセにしてみた

「トランジスタ技術」2014/2月号に8ピンDIPのARMチップというのが付いているというのでなんとなく買ってみたのだけど、よく考えるとたかだか80円のチップがおまけで付いているだけなので凄くお得というわけでもなかった気がする。いいきっかけにはなったけど。

せっかくなので何か作ろうと思って適当に組み立ててみた。やっぱり音が出ないといかんでしょという事で圧電スピーカーとMIDIを繋いだのだけどさすがに圧電スピーカーでは残念すぎるのでアンプにも信号を流しています。

USARTからMIDIを読んでタイマーのPWMで無理やり波形を作る感じでこうなりました。

仕様:
  • モノフォニック
  • OSC x 2
  • AR エンベロープ
  • LFO x 1
  • フィルターなし
  • MIDI CC   
    • ModWheel(Vibrato Depth)
    • AttackTime
    • ReleaseTime
    • ViratoRate
    • PortamentTime
    • OscMix
    • Detune
8ピンの小さなチップなので制約は厳しいです。MIDIを入力して音になって出てくるだけならピン数はなんとかなりますがメモリサイズがねぇ...。特にRAMが1KBしかないのはかなりきつい。CPUパワーからするとアンバランス感は残ります。
目玉機能らしいSCTというやたら高機能なタイマーが付いてるのだけど、やりたい事にはまらないと活かしきれない感じもあります。
CPUパワーだけはあるのでそれで乗り切りましょうという方針なんだよね。多分。

ここまで作ってメモリが一杯に近いのだけど、もうちょっと頑張れるかも知れない。ただ、どっちにしてもクロックが内蔵RCオシレータだとチューニングが駄目っぽいので、ちゃんと使える楽器にするなら1クラス上の石でクリスタル使うべきかな。

Posted by g200kg : 2014/02/10 17:44:11