先週の10月19日(金)~21日(日)の3日間、東京ビッグサイトで楽器フェア2018が開催されました。いつもは見に行くだけなんですが、今年はシンセフェスタの TFoM ブース内に出展してきました。しかしまあ、3日間は結構つらいな。
シンセフェスタ内にある TFoM ブースです。
ブースにはMIDI/CVから制御できる照明を並べました。今回は ILDA インターフェースのレーザースキャナーを投入しましたが壁が黒いのでいまいち派手にならない。スクリーン的なものが必要だったか。
隣には生方ノリタカさんのThereSyn。テルミンとシンセが融合した楽器です。この木製の筐体が目を引きます。
お向かいにはいつもの福産起業のモジュール壁があります。
Dirigent のコーナーにはシリコン製のパッドを好きなように入れ替えられるMIDIコントローラ、Pack Joue が置いてありました。KickStarter で人気だった奴ですね。まあまあそれなりのお値段かも知れない。
キッコサウンドさんの mi.1e。bluetooth 接続で CV 制御ができるユーロラックモジュールです。
シンセフェスタのステージ上で iPad から mi.1e を操作するデモ
4ms の WAV Recorder。ユーロラックモジュールに差し込んだ microSD カードに録音できるようです。
こちらはミュージックエアポートさんのLOOM-649、無限音階シンセサイザーです。上昇/下降の切り替えやスピード等が切り替えられますが連続変化音を出すためのかなりピンポイントな機器です。
シンセフェスタブース内では Fairlight III が稼働していました。ステージ上でこれを使ったデモもあったようですが見てなかった。残念。
スリックさんの手回しオルゴールインターフェース。鍵盤オルゴールの CANADEON は別のブースで出しているみたいですが、こちらは iPhone に記録されたシーケンスを手回しで動かす形のインターフェースになっています。
REON さんのブースに鎮座する MOOG IIIC レプリカ。これも発売するという話があったような気がするけど値段が想像つかない。
REON さんのブースではこんなのも。ユーロラックモジュールをパッチケーブルレスで接続できるモジュール。パネルの裏のコネクタがバスになっている模様で、「Wizlink」と名付けられています。
NUX (ニューエックス) というのは中国深圳のメーカーらしいですが、今年日本上陸という事のようです。深圳が本気で楽器を作り始めるとかなり脅威になるんじゃないですかね。
シンセフェスタステージでやっていたボーカロイドキーボードのデモ。歌う系の楽器は歌詞をあらかじめ入力して置く必要があるのがどうしてもネックな気がします。色々と工夫はしているようではあるのですが。
超絶ドラムパフォーマンスで有名なゆるキャラ「にゃんごすたー」の出番待ちの図。たまたま出くわした。横から見るとそういう体形なのね。
にゃんごすたー in ローランドブース。いや、凄い人気だ。近づけない。V-Drums のデモやドラム教室をやっていたようです。
BOSSのブースにあったコンパクトエフェクターの中身が見える展示。往年の名器ではなく WAZA Craft シリーズとしてアップグレードされた最近のモデルです。
スーパーオーバードライブ SD-1 のアップグレード品、SD-1W の中身。外観はあまり変わらないけど、スルーホール、ディスクリート、片面基板みたいな作りだったのが、流石に中身は最近のものっぽい作りになっているのだね。
そういえば、楽器フェアと並行して ROLI Blocks ハッカソンが 20-21日に開催されていて、審査結果発表が 3 日目のシンセフェスタステージで行われました。て、優勝をかっさらったのは sigboost さんじゃないですか。おめでとう。
マッキーのブースにあった iPad 上で動作するデジミキのインターフェースです。手探りで操作できないのは不便じゃないのかなあと思うのだけど、こういう方向に行くんですかね?
Aerodrums。これ結構前からあったのかな。光を反射するボールを付けたスティックでエアドラムをするとドラムの音が鳴るというもの。加速度センサー的なものではなく光を当てて高速度カメラで撮った映像から処理するらしい。
頭だけを突っ込むという意外すぎるスタイルで少し前に話題になっていた簡易防音ボックス、ISOVOX。宮地楽器ブースにありました。頭を突っ込んでみるとやっぱり隙間がすかすかなので、防音性能をメインに訴求するのはどうだろうと思わなくもないけど、防音カーテンやらよりは直接的に効きそうではある。
Posted by g200kg : 2018/10/23 20:05:20