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2019/11/19 (2019年11月 のアーカイブ)

東京モジュラーフェスティバル(TFoM)2019

先週末、恒例の東京モジュラーフェスティバル(TFoM)が11月16~17日に渋谷 Studio Mission および Contact で開催されました。各社のモジュラーシンセサイザー関連製品の展示とアーティストによる演奏というモジュラー専門のイベントとしては国内最大規模の催しです。

g200kgもブースを出したのですが、展示会場には色々と面白いものがずらりと並んでいます。その中で気になったものなど幾つか紹介します。

会場の様子です。普段ダンススタジオなので土足禁止です。

g200kgのブースはこんな感じ。流木にシンセ(アームテルミン)を仕込んだ試作品と照明コントローラ、Stroberです。

いつものFive G さんのモジュラー壁。

こちらは Clock Face Modularさんの各社モジュール大量展示。

お隣のブースは Dirigent さん。BitWig の TFoM 会場限定セールが行われている模様。

BitWig の最近の動向をチェックしていなかったのですが、これが BitWig Studio 3 に追加された「The Grid」というモジュラー型のシンセでかなりプッシュされていました。なかなか遊びがいのありそうな雰囲気です。

XOR Electronics さんのMODトラッカー型のシーケンサー、NerdSeq。MODトラッカー界隈は最近どうなってるのか知らないけど、根強いファンはいるだろうな。

NerdSeq。ユーロラックモジュール内でトラッカー画面がちゃんと縦スクロールしながら動いてます。良い。モジュールがでかくなるけどこれくらいの画面があると色々できそう。

S&K Instruments さんのオンド・マルトノ型のCVコントローラ。凄い。左右にスライドするリングの感触がなかなか気持ち良い。トゥッシュと呼ばれる左側のキーは圧力センサという事でストロークはほぼ無い感じです。意外とお安いかも。

IK Multimedia さんのブースでは UNO Synth と UNO Drum を展示。ごく最近 UNO Drum 用のビンテージ系ライブラリが追加されたようです。

Teenage Engineering さんでは Pocket Operator Modular を展示。今年の頭くらいに発表された電池で動くモジュラーシンセの DIY キットです。

erica synths の EMS Synthi ぽい何か、SYNTRX。マトリクス部はピンではなくLEDで、X-Yそれぞれの方向にカーソルを動かして設定します。ちょっと操作が面倒だけど一発でパッチ切り替えも可能。かなりの重量感でお値段は30万円ほど。

展示と並行してレクチャーコーナーでは各社からの製品紹介等が行われます。写真は元KORGエンジニアで現在ベリンガー社と謎の新製品を共同開発中の西島氏。音に対するディープな思いを語っていました。

恒例の中古モジュール販売コーナーもあります。




という事で、二日間の展示を無事終了しました。

Posted by g200kg : 2019/11/19 23:27:50