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2017/05/29

WebAudio API 初心者向けハンズオン参加者募集開始


6月11日(日) に渋谷で第二回 WebAudio API 初心者向けハンズオンが開催されます。
昨年末に開催された第一回と同じ内容で、WebAudio API に興味はあるけど触るのはまだこれからという人向けで、
実際にコードをいじりながら、音を出して簡単なプログラムを作ってみる、というあたりまでの内容になります。


日時 : 2017年6月11日 (日) 12:45~
場所 : 渋谷ヒカリエ レバレジーズ(株)本社
参加費無料(懇親会費500円)


参加者の募集を開始していますので詳細は以下からどうぞ
(適当なエディタとローカルWebサーバーが必要になりますので、あらかじめ環境の確認をしておくとスムーズにすすめられます)

https://connpass.com/event/57668/

posted by g200kg : 2:33 AM : PermaLink

2017/05/28

ZOOMエフェクターMS-50G用のパッチエディタができました


しばらく調査中だった MS-50G の SysEX 周りの挙動がようやく把握できたので、ChromeでWeb MIDI APIを使って動作するパッチエディタが動くようになりました。

MS-50G を持っていない人には何の役にも立たないのですけどね。MS-50G は発売されてからもうかなり経っていますが先日アップデートがリリースされて172種類のエフェクトが使えるようになっています。このサイズでこれだけ遊べるのはなかなかないんじゃないかと思います。お勧めですね。

ただパッチをPCから編集する等の機能はなく、MIDI経由で操作できそうではあるのだけど仕様不明という状態だったのですが、これでPCからパッチをいじれるようになりました。フォーマットについてはそのうちドキュメントをまとめたいと思うのですが、長年の増築の所以かなかなかやっかいな事になっているようです。ある程度は GitHub リポジトリのソースを見ればわかると思います。

それから作ってみてから何ですが、慣れるとパラメータは本体のツマミで操作する方がやりやすいです。やはり物理ツマミは偉大です。ただ一覧性は圧倒的に有利なので、併用するのが良いかも知れません。

https://g200kg.github.io/zoom-ms-utility/


なおできたばかりで公式なツールでもないしまだ色々不具合があるかも知れません。何しろエフェクトが多すぎて全てのパラメータの動作をちゃんと検証しようとするととんでもない時間がかかりそうです。

posted by g200kg : 12:30 PM : PermaLink

2017/05/22

TFoM Cafe Deluxe #2 が開催されました


昨年末に第1回が開催され今回が2回目のCafe Deluxeです。今回は LUNA SEA / X JAPAN の SUGIZO氏がライブに参加と言う事でなかなか大事になっていましたが、私の方は慎ましくブースをだしてきました。

日時 : 2017年5月21日(日) 16:00 - 22:00
会場 : 六本木 SuperDeluxe https://www.super-deluxe.com/

という事でとにかくブースを準備します
いつもに増してシンプルな構成になってしまいましたが、まあこんな感じで RedLine SUSHI を並べます
お隣はHikari Instrumentsさん。
更に隣はCentre Villageさん。このあたりの国内組はもう定位置になっているような...
お手頃木製ケースのVivicat Greenさん
Quicco Sound さんもいます。Bluetooth CV/GATE I/F の mi.1e の発売を待っているのだけど今忙しそう...
モジュラープレーヤー兼デベロッパーのX Fade Modularさん
dotRed Audio Design さん。今まではケースと電源だけでしたが、2017年中には色々なモジュールが準備されるようです
そして 米本実氏のいつもの謎システム SYSTEM-Y
MI7 さんは ROLI Blocks 推しです
Waldorf kb37 もありました。今のモジュラープレーヤーの多くがキーボードを必要としていないスタイルだけどこれはこれでアリだと思うんだけどね
ローランドさんの SYSTEM 500モジュール。これは米国製なのですが...
こちらが日本製造に切り替えたバージョン。見分けるには赤いボタンに注目との事
大手販売店から宮路楽器 WURLY'S!さん
モジュラー使いはみんな行く FiveG さん
Clockface Modularさんのでっかいシステム。これくらいの明るさだと綺麗でいいな
さて、マーケットタイムをはさみつつライブも進行して行きます
ライブステージ準備中
トップバッター、Naoki Nomoto さん。モジュラーイベントでは珍しくTidalCycles使いのライブコーディングです
UA726の3人でブックラ3台ラッシュ。これはレアです。
今回の目玉、SUGIZO x HATAKEN ライブ。

という事で無事終了しました。

Nomoto さんの TidalCycles、現在は TidalCycles はアカデミック、Modular はアンダーグラウンドな雰囲気でシーンとしての交わりが少ないなという気がするのだけど、多分目指すところに共通するものは多いと思うのだよね。

そして、SUGIZO 氏参加の SUGIZOxHATAKEN ライブ、どういうものになるのか興味深かったけどやはり音の組み立て方とか凄いです。そして観客の数も凄い。こちらもモジュラーの世界に別のエッセンスを持ち込んで新たな反応を起こすという側面があります。

パフォーマーによってスタイルは様々ですけど、Modular 界隈もまだまだ何が起こるかわかんないので期待していましょう。

posted by g200kg : 4:01 AM : PermaLink

2017/05/19

Googleがニューラルネットを使ったシンセの実験中


Google I/O 開催中なので Google 関係のニュースが色々飛び回っているのですが、こいつは見過ごすわけにはいかない「TensorFlowを使ってニューラルシンセサイザーを作ってます!」という奴。そうかー、ついにそこに来たかー。

これは機械学習をアートに応用しようという「Magenta」プロジェクトの一部のようで、去年までは自動作曲なんかのデモをやっていたのですが、この4月にシンセサイザーへの応用の話を出していて5月18日に実際に演奏可能なデモ (NSynth) を発表したという事のようです。まだ色々と可能性を試しつつ基本的な実験を進めているという段階だと思いますが、取りあえずどういうものかブラウザ上で音がだせるデモページと MAX および Live で使用できる MAXforLiveデバイスが公開されています。

これは2つの音を入力して音の特徴を表すパラメータを抽出し、補間して再構成する事でいわゆる音色のモーフィングを行うというものです。猫の鳴き声とフルートの音を入力すると猫っぽいフルートになる、と。これはもちろん単純にミックスするというような話ではなく、猫の鳴き声とフルートの音の特徴を併せ持った新しい音色を生成するという意味です。

構造的にはパラメータを抽出する部分を Temporal Encoder、パラメータから波形の再構築を行う部分を WaveNet と呼んでいるようです。

取りあえずニューラルシンセサイザーのページにアクセスして、図の上にある「AI Experiment」のリンクから飛ぶとデモページに行けます。赤い四角と青い四角でそれぞれ音色を選んでその中間をモーフィングできるというデモですね。また実際に Ableton Liveで使える MAXforLiveデバイスは図の下にある DOWNLOAD リンクからダウンロードできます。

https://magenta.tensorflow.org/nsynth-instrument


さて、ニューラルシンセサイザーなんて語感だけで強そうですが、実は言葉としては初出ではなく、2000 年代初頭に Hartmann Neuron というニューラルシンセサイザーが商品化された事があります。商業的にはうまく行きませんでしたが。まだちゃんと資料も読めていませんが、基本的なアプローチとしてはそれと「今の所」近いものがあるかなという感じです。ただ、Google の NSynth はまだこれがほんの入り口ですね。

いわゆる音色モーフィングについて私が思うのは、ここまでの元の音色を幾つか入力してその間で補間をするというのは基本的に両端の決まった線分上の変化なので、まったく存在していなかったものを作り出しているわけではないかな、という事です。Google の資料にも今後の可能性について色々書かれていますが、例えば、オルガンの音がベルの音に変化するのと同じ「変化」をストリングスに適用したらどうなるか? みたいな話は興味を惹かれますね。

今後どういう方向に進んでいくのかわかりませんが、面白いものが出てくるのを期待したいと思います。


posted by g200kg : 10:58 PM : PermaLink

2017/05/14

ZOOM MS-50G のMIDI制御ユーティリティ


軽い気持ちで始めた割には力が入ってしまっている ZOOM MS-50G の MIDI 制御なんだけど、なかなか良い感じのものになってしまった。

* 50種のパッチが一覧できて、ローカルファイルとのやり取りやリネームができます
* パッチをドラッグ&ドロップして配置を編集できます
* 本体操作のパッチ選択に追従します
* PCのキーボード ←→、数字キーでパッチを選択できます

TODO : パッチを全部丸ごと保存/リストア、パッチのパラメータ編集

PCを動かしておかないといけないから実用的には問題あるけど、キーボードからのパッチ選択は、安いUSBフットスイッチを繋いでキーアサインしておけば、凄いエフェクトシステムを組んでいるような気分になれるかも知れない。

※なお、Windowsで動作中にUSBケーブルを引っこ抜くとフリーズしたりする事があります。そのうちなおるかも。

https://g200kg.github.io/zoom-ms-utility/


posted by g200kg : 4:31 AM : PermaLink

2017/05/12

ZOOM MS-50G 用パッチ操作ユーティリティ実験中


さて、前回 ZOOM のマルチエフェクター MS-50G の MIDI 機能についてちょっと書きましたけど、その後少し調べた結果それなりに有用なツールが作れる程度にはわかってきました。まあまだ謎な部分も多いのですけどね。

WebMIDI API を使った Chrome で動作する Web アプリになっています。
まだこれは実験段階の非常に基本的なツールですが、MS-50G のパッチに対して、ファイルへの保存、ファイルからのロード、リネームができます。PC上での各エフェクトのパラメータ編集はまだできませんが、頑張れば実装できそうな感じはしています。

MS-50G は結構評判も良く数出ているのではないですかね。MS-50GとPC/Macをお持ちの方は是非試してみてください。

また、今の所わかっているMS-50G の MIDI機能について知りたい方はソースコードを見てください。多分読めばわかると思います。
GitHub : g200kg/zoom-ms-utility

posted by g200kg : 4:39 AM : PermaLink

2017/05/07

最近買ったおもちゃ: Zoom MS-50GをMIDIから制御する


MS-50GはZOOMのエフェクターで、ストンプ1個分のサイズにやたらと多くのエフェクトが詰め込んであるマルチエフェクターです。

今年3月にファームウェアがVer.3へアップデートされ、今までエフェクトが100種類だったものが、172種類になりました。4月に買おうとしたところしばらく入荷待ちだったのでアップデートされた状態で来るのかと思いましたが、まだVer.2のままで自分でファームアップデートする必要があります。

172種類のエフェクトをすべて本体に書き込む事はできず、PC上の「Effect Manager」というユーティリティでまず本体に使いそうなエフェクトを書き込み、その中から最大6個をシリーズに接続する形になります。本体に書き込めるエフェクトは内容によって変化し、172種類中の120~150程度です。微妙にサイズ超過で全部入れられないのはファームを強化し続けた結果、初期の設計に収まりきらなくなったための苦肉の策という感じはしますが、それだけ大切にアップデートされ続けていると言う事でしょう。

エフェクトの編集は小さな画面を見ながらポチポチやる感じになりますので、正直に言ってちょっと辛いです。サイズに対して機能が豊富すぎるというせいではありますが。

ストンプを多数並べてツマミをちょいちょいといじるという感覚ではなく、じっくり時間を掛けてエフェクトを選択し、パラメータを吟味しながら一つひとつ調整して行くという作業が必要ですね。どちらかと言えば、あらかじめ時間を掛けて気に入ったパッチを作っておき、使う時はそれを選択するだけ、という使い方がメインになると思います。

音が気に入る気に入らないというのは人それぞれあるとは思いますが、とにかくこれ1台あれば済むというのは凄くお手軽で遊びがいがありますね。



さて、本題はここから

Effect Manager の画面上で MS-50Gは「MIDI IN」「MIDI OUT」という表示になっているように、USBでPCと接続した場合、PCからはMIDIデバイスとして見えているようです。そして、これはマニュアルにも書かれていないのですが、ここにメッセージを送るとMS-50GをMIDI経由で制御する事ができます。WebMIDI APIを使うとブラウザからも制御できますね。

とにかく今わかっている事は Program Change を送るとMS-50Gのエフェクトパッチの選択ができる、という事でArduinoを使ったりして実際にシステムを組んでいる方もいらっしゃるようです。

とれすけのブログ:ZOOM MS50GのMIDIコントロールまとめ

それで、他にもMIDIから制御できそうだなと思ってちょっと調べてみたところどうやら、CC# 74 に 64 以上を送るとチューナーモードになるようです。フットスイッチの長押し相当ですかね。通常モードに戻すには CC# 74 に 64 未満を送ります。

他にも適当にメッセージを送ってみてもなかなか反応してくれないのだけど、できればこれ、狭い画面でポチポチとエフェクトの編集をするのは辛いので、PCからでかい画面で編集できるようになればいいなあ。

ZOOMさん、もうこの際プロトコルを公開したりしてくれないだろうか。



追記... 重要な情報を教えてもらいました。
どうやら SysExでエフェクトの各パラメータの情報を扱う事ができる模様です

ガレスタさんのDIY日記:ZOOM MS50g,MS70CDRのMIDI制御について1



続報あります。ZOOM MS-50G 用パッチ操作ユーティリティ実験中

posted by g200kg : 11:30 PM : PermaLink

2017/05/05

webaudio-controls のツマミにMIDIをアサインする


WebAudioアプリ向けGUIライブラリの webaudio-controls にツマミをMIDIコントローラから動かす機能が追加されつつあります。

@micbuffaさんが色々書いてくださっていて、WebMIDI API を利用したMIDI CCの割り当てとMIDIラーニング機能に対応します。これで webaudio-controls でツマミ類を配置するだけで WebMIDI API 経由でフィジカルコントローラから Web アプリを操作できるようになります。

ただしまだ色々といじっている途中でこなれていませんので、どんな環境でも安定して動作するようになるには、もう少しかかるかも知れません。

これを使ったサンプルとして @micbuffa さんがかなり気合が入ったギターアンプシミュを作っています。 (※ Mac だと安定していますが Windows だとちょっと音切れが起こったりしているようです。調査中)

GitHub webaudio-controls
AmpSim

posted by g200kg : 6:52 AM : PermaLink

2017/05/02

5月21日に「TFOM Cafe Deluxe #2」が開催されます


5月21日に、六本木 SuperDeluxe でモジュラーシンセイベント、「TFoM Cafe Deluxe #2」が開催されます。
前回に引き続き、ささやかですがブースを出しますので、興味のある方は是非お越しください。

■ 5月21日(日)  16:00 - 22:00
会場 SuperDeluxe, https://www.super-deluxe.com/
入場料 : 3000 +1d 事前予約 2000 +1d
ご予約はこちらから ↓
https://www.super-deluxe.com/room/4286/

posted by g200kg : 9:14 PM : PermaLink

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