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2019/05/25

KnobGallery is now under maintenance


KnobGallery : KnobMan で作成したノブデータのシェアリングスペースのデータが壊れてしまったようです。出来る限り復元するつもりですが、しばらく時間がかかりそうです。

KnobGallery page data seems to be corrupted.
I will restore as much as possible, but it will take some time.

https://www.g200kg.com/en/webknobman/gallery.php


posted by g200kg : 12:48 PM : PermaLink

2019/05/24

Meeting of Modular


もう先週末の話になってしまいますが、5月19日(日)に三軒茶屋 Space Orbit で TFoM主催の Meeting of Modular というイベントが開催されたのでちょっと覗いてきました。

http://tfom.info/2019/05/15/meeting-of-modular/


このイベントはライブ、中古モジュールの販売などに加え、各社の新しい製品について開発者がちょっとレクチャーするという内容になっています。興味深いですね。

会場の様子、HATAKENさんライブ中
会場の様子。ErrorInstrumentsさんがレクチャー中
Clockface Modular さんの展示

という事で今回フィーチャーされていたのは、
 * CWEJMAN "SM-1"
 * Error Instruments "Cloudbusting eurorack wood"
 * Hikari Instruments "Monos"
の 3 機種です。

CWEJMAN のモジュールはハイエンドの真っ当なシンセモジュールなんですけど、Error Instruments "Cloudbusting" と Hikari Instruments "Monos" はなかなかの変化球です。

CloudBusting はパネルを見ても何がなんだかわからないですが、要するに各種のモジュレーション信号の出力と入力が裸のピンで立っているので、ワイヤーでショートさせるなりワニ口クリップで好きに繋ぐなりして雰囲気で使う、というもののようです。

そして、Hikari Instruments "Monos" の方はノイズ系のガジェットで、昨年11月のTFoMの時にも出ていたので中身が良くわからないまま少し触ったりはしていたのですが、今回のレクチャーで漸く理解しました。

オシレータ、ノイズジェネレータ、フィルターが内蔵されていて一見普通そうな構成なのに、なんとフィルターの入力は通常接続されていない、と。ノイズやオシレータの出力は入力の無いフィルターのカットオフ制御に接続されているだけです。という事で、え、これで音が出るの? みたいな回路構成なのに、自己発振寸前の状態になっているフィルターを横から突っついてシーケンス感のあるポップノイズみたいなものが出たりすると。

モジュラーで好きなようにパッチしている時にたまたま使えそうな音が出たので回路を固定してガジェットに仕立てたらしいですが、結構人気の製品になっています。

posted by g200kg : 9:10 AM : PermaLink

2019/05/09

ガジェット向けの良い感じのケース


なかなか良い感じのケースを見つけました。

http://www.takachi-el.co.jp/products/CF

多分昔からあったような気もするけど、タカチの CF というシリーズで、これの良い所はフロントパネルが1.5mmのアルミの平板を曲げもなくただハメ込んであるだけという点です。

パネルがただの平板なので、これを基板 ( 1.6mm だけど) で作ってしまえば差し替えられます。基板メーカーに頼めば丸穴だけでなく綺麗な角穴をあける事もできるしシルクも入れてくれる。更にパターンで何かを描くのも自由です。

横を開けるとこうなっています。

フロントパネルを基板で作るというのは、私を含めユーロラックシンセモジュール系ではまあ結構やってる人もいるのだけど、このケースを使うと一応ちゃんとした箱状態のブツが作れます。

難点はそれなりの値段がしてしまう事と深さ方向の制限が割と厳し目という所ですけど、ちょっとした独立ガジェットに仕立てるには丁度良いんじゃないかと思います。

という事でこの間まで触っていた雑な工作から一気に脱却しました。あれはあれで悪くはなかったのだけど触っている内に崩壊してきたので...。

posted by g200kg : 6:15 PM : PermaLink

2019/05/03

KiCad Action Plugins


ここのところ基板エディタ、KiCad の機能を拡張するアクションスクリプトなんかを書いたりしていたのだけど、情報が足りなくて色々調べていたのですが、どうやら4月の末にシカゴで第一回の KiCad ユーザーのコンファレンスが開催されたらしいですね。それでこのコンファレンスに合わせて新バージョン 5.1.2 がリリースされたと。

とにかくこのアクションスクリプト周りはまだ出来たばかりなので圧倒的にドキュメントが不足していて、特にWindowsでは、そもそも書いたスクリプトをどこに置けば良いのかから手探り状態だったのですが、カンファレンスの講演の動画で Action Plugins に言及していました。これはまさに最新の公式情報ですね。

という事でアクションスクリプトは Windows では
c:\Users\\AppData\Roaming\kicad\scripting
に置けば良い...と思ったらその後ろに書いてある ==%APPDATA%\kicad というのは間違えてるし。
正しくは ==%APPDATA%\kicad\scripting ですね。すぐこの辺の情報が錯綜する...
そもそも名前がアクションプラグインなのかアクションスクリプトなのかとか結構ごっちゃごちゃだよ。

公式のリファレンスとしては
すごく簡単な説明 : http://docs.kicad-pcb.org/5.1.2/en/pcbnew/pcbnew.html
クラスの一覧 : http://docs.kicad-pcb.org/doxygen-python/index.html
くらいしかまだ無いようで、役に立つスクリプトを書くには色々と探りながらになりそうですが、可能性は感じるので頑張って欲しいところです。

という事で、スクリプトの置き場はこちら:
https://github.com/g200kg/kicad-action-plugins


KiCad コンファレンスの動画:

posted by g200kg : 4:04 AM : PermaLink

2019/05/01

リダイレクトループ


ちょっとまだいまいち真相がわからない所もあるのだけど、元号が切り替わった5月1日になったちょうどあたりから突然 https://www.g200kg.com/ がアクセスできなくなってしまいました。

まさか元号の切り替わりでなにか不具合が出るようなものがあったのか? とか思ったけど、リダイレクトループが発生しているらしい。

なんだこれ。
http でも https でも https にリダイレクトする 301 が返ってくる。なんにもいじってないんだけどなあ、と思いつつ .htaccess の https リダイレクトする部分を外してみたらあっさり直った。さらに .htaccess の https リダイレクトを外した状態で http アクセスしてみるとちゃんと https にリダイレクトされている。

なんでだ。想像するに元号が切り替わるついでに各ユーザーがそれぞれ https リダイレクトの面倒を見なくてようにさくらインターネットのサーバーの設定が何か変わったという事かな。

それで各自で .htacces で小細工しているサイトがおかしな事になった、という事かな?



とにかく、さくらインターネットを使っていて .htaccess で mod_rewrite とかやっている人は確認した方が良さそうです。とりあえず自前で https にリダイレクトしたりしている人はそれを外せば大丈夫なのではないかと思います。

posted by g200kg : 2:50 AM : PermaLink

KiCad アクションスクリプト GerberZip


KiCad の 5.0系でサポートされるようになった アクションスクリプトという奴で、Pythonで書いたマクロ処理を KiCad のメニューに登録できるようになりました。以前の4.0系の KiCad Python スクリプトではコンソールからコマンドラインで操作する必要がありましたが、メニューに登録されるので使い勝手は全く違います。

またメニューの[設定]-[設定...] のアクションプラグインをいじるとツールバーにアイコンを表示させる事もできます (画像の右上の丸印の所)。

5.0.0の初期版ではビルドで有効になっていなかったりとトラブルもあったのですが、現在リリースされている安定版の 5.1.2 では普通に使えるようになっています。


ただし、Windows でのインストールの際のスクリプトの置き場所がちょっとまだ怪しい事になっているみたいなのですが、KiCad 5.1.x で確認した所では少なくとも以下の場所に置けばちゃんと動作するようです。

C:\Users\\AppData\Roaming\kicad\scripting
または
C:\Users\Program Files\KiCad\share\kicad\scripting


という事で、以前書いたコードを多少リファインして GitHub に置いています。

GerberZip https://github.com/g200kg/kicad-action-plugins

このスクリプトはメイカー系の工作で使用率が高いと思われる基板業者の Elecrow や FusionPCB に基板を発注する際に必要なガーバーをプロットし、Zip にまとめる所までを行います。

起動した画面は次のようになります。これで [プロットとZipの作成] を押すとプロジェクトのフォルダの下に "Gerber" フォルダが作成され、Zip ファイルができあがります。

ただし NPTH (メッキしない穴) の扱いが FusionPCB では 1つにマージするやり方が推奨なので、そこだけは発注先に応じて設定する必要があります。


このアクションスクリプト関係の機能は Python で書けて非常に使い出がありそうではあるのですが、残念ながらスクリプトを書くために必要なドキュメントは doxygen で出したクラスのリストくらいしかなく、手探り状態で試行錯誤して使える API を探すような事になります。

http://docs.kicad-pcb.org/doxygen-python/index.html

整備して欲しいところではあるんですけど、まあなかなかそこまで手が回らないでしょうね。今後に期待です。

posted by g200kg : 1:05 AM : PermaLink

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