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2023/11/30
Creality K1 のファンが壊れた件
2023年の春に発売された3Dプリンタ Creality K1 は高速印刷、サイズ、価格等全ての面でなかなかのハイレベルにバランスが取れていて魅力的な機種です。私も割と早い時期に予約販売に手を出してしまいました。それ以降今まで主力機種として使用して性能的にも満足していたのですが、11月中旬突然の不調に見舞われ、やたらフィラメントが詰まったり明らかに異常なフィラメントの溶け方をする状態になり、代理店のサポートに問い合わせたりしつつ色々といじくっていたのですが、ようやく復帰しました。
症状と対処は以下の通りです。
印刷を開始してすぐにエラーメッセージが表示されます。表示されるエラーコードと表示のタイミングはファームウェアのバージョンによって変化するようですが、メッセージの内容としてはファンに異常があるという事がわかるようになっています。写真はV1.3.1.28 のものです。
エラーのレポートを押すと印刷を続行する事もできますが、続行するとフィラメントが詰まったり異常な溶け方をしたりで正常な印刷はできません。
良く起こるのが次の写真。
フィラメントが詰まってしまい、なんとか引っこ抜いた所、ノズルの手前のヒートシンクあたりでフィラメントが太っています。つまり、ヒートシンクが過熱してフィラメントをノズルに送り込む手前で柔らかくなってしまい送り込めなくなっているようです。
結論としてはヒートシンクに付いているファンの故障が原因のようです。
やっかいなのはヒートシンクのファンはプリントヘッド周りをばらさないと見る事もできない場所にあるという事。これはプリントヘッドの前面に付いているモデルファンと呼ばれているものとは別のファンでプリントヘッドのカバーを外して露出する基板の裏側に付いています。
代理店とのやり取りからわかった事。
* このエラーメッセージだけではどのファンを指しているかは特定できない。
* ヒートシンクファンはヒートシンクが50℃を超えると自動的に回転する。
* ヒートシンクファンの動作を直接テストする事はできず、回転しているかどうかは音で判断するしかない。
正常ならば印刷を開始して温度が上がり始めると割合すぐ(1分以内)にプリントヘッド前面のモデルファンが回転していない状態でプリントヘッド付近からファンの回転音がするはずです。音がしないならこのヒートシンクファンの異常と判断して良いかと思います。
よくある故障という訳ではないらしく、日本の代理店に交換部品がないので交換部品の手配に結構時間がかかるようです。
という事でしたが、AliExpress に Creality Maker Store という店舗があり、そこでメンテナンス部品として同じファンが売られていますので、AliExpress を使い慣れているならそちらで手配する方が早いかも知れません。
外した状態のファンをチェックした所、壊れたファンは特に機械的な引っ掛かりなどはありませんが、赤黒のピンに電圧をかけても回転しません。ファン単体の故障のようです。
posted by g200kg : 3:40 PM : PermaLink
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