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DTM / MIDI 用語の意味・解説

偏ったDTM用語辞典


Drop Frame ドロップフレーム

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タイムコードのモードの1つでフレームの間引きを行う事を言う。対語は「ノンドロップフレーム」であり、それぞれDF / NDFと略される。

SMPTEタイムコードでは時間に映像の1コマ毎の番号を付けて、"時:分:秒:フレーム"というように表す。1秒間のフレーム数はNTSCの白黒映像の場合30コマ(fps)であるが、NTSCのカラー映像(普通のアナログビデオ映像)では、1秒間に29.97コマ(fps)となる。

この30に対する0.03の差、0.1% の誤差分をフレーム番号を時々飛ばす事で補正するのがドロップフレームである。

具体的には、10分の倍数(00分、10分、20分...)を除く毎分の00秒を00フレームではなく02フレームから開始する。これにより、1時間当たりに (60 - 6) * 2 = 108フレームが飛ばされ、0.1%の補正が行われる。

DF / NDF のどちらを使用するかはそのコンテンツの使われ方による。ノンドロップフレームの方がフレーム番号が連続であるため扱いやすいが映像と共に扱う長時間のコンテンツではドロップフレームでないと実時間とずれてゆく事になる。放送関連のコンテンツなどではこのドロップフレームを使用するが、短時間のものや音楽制作などの音声のみのコンテンツではノンドロップフレームを使用するのが一般的である。

なお、デジタル放送はアナログの規格であるNTSCとは無関係であるが、これまでのコンテンツとの互換性確保のため、フレームレートは29.97 / 59.94 fps とされており、ドロップフレームが必要な状況は変わっていない。



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