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DTM / MIDI 用語の意味・解説

偏ったDTM用語辞典


Haas Effect ハースコウカ ハース効果

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Helmut Haasにより発見された心理音響効果の1つで「先行音効果(Precedence Effect)」の特殊なケースを指す。ただし、「ハース効果」と「先行音効果」の定義には多少混乱があり、先行音効果全体を指して「ハース効果」と呼んでいるケースもある。

「違う方向から全く同じ音が聞こえ、その片方にディレイがある場合、先に耳に届く音(先行音)の方向からの1つの音に聞こえる」というのが「先行音効果」であり、ハース効果は「ディレイが1mSec程度以上で、先行音のレベルの上昇と音のひろがりを感じるようになり、5mSec~30mSec程度の範囲では、ディレイ音の方が先行音よりも10dBほど大きい場合でも、先行音の方向からの1つの音に聞こえる」という事を指す。

ハース効果、または先行音効果PAシステムに応用される事があり、ステージから離れた場所に設置したスピーカーからステージからの直接音が到達する時間+数10mSecのディレイをかけて音を出す事により、ステージから、より大きな音が届いているように感じさせる事ができる。

【参照】
先行音効果
ディレイ
dB
PA


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