2011/01/16 (2011年01月 のアーカイブ)
VST 3.5
NAMMで発表されたCubase 6に搭載されているという VST 3.5 ですが、やっとsteinberg.netが見れるようになったので確認したのですがどうやら本当にVST のバージョン3.5という扱いみたいですね。これってプラグイン開発関係者には大ニュースな気がするんだがなぁ。全然クローズアップされてないみたいです。スタインの人の動画とか見てもなぜか「3.5」って言ってないんだよね。プロモーション的に急遽決まったとかその手の問題でもあったんですかね? まだVSTSDKも3.5関係の情報は何も無いんですけど。
http://www.steinberg.net/en/products/cubase/cubase6_new_features.html
で、VST 3.5の変更点のメインとなるVST Expression2ですが、こいつのイメージがなんとなくわかりました。今までのVST Expressionはスコアエディタ上でアーティキュレーションを書き込めるというもので、正直譜面入力しない限りはあんまり意識するようなものではなかったのですがこれをピアノロール画面に持ち込んで、且つ各ノート毎に付加できると。
このノート毎というのがくせもので、同時に鳴っている和音のそれぞれのノートに違うアーティキュレーションが付けられます。という事はこれはMIDIのコントロールチェンジを送るとかいう事ではなくて別のプロトコルでソフトシンセに送るわけです。で、この別のプロトコルというのがVST3.5でサポートされた。というのがどうやら全体の話みたいですね。
用語がNote ExpressionとかVST Expression2とか混乱気味ですが、今のところの私の理解ではCubase6のキーエディター上でノート毎にアーティキュレーションを付ける編集機能が「Note Expression」で、それを今までのVST Expression を拡張した「VST Expression2」で実現。「VST Expression2」をサポートするVST規格が「VST 3.5」て事かな。
NoteExpression自体は魅力的に見えるけどVST 3.5非対応プラグインでNote Expressionを使おうとした時にはどうなんの?て素朴な疑問があるが、これは果たして・・・?
Posted by g200kg : 2011/01/16 03:20:11