さて5月5日は高円寺・前衛派珈琲処マッチングモヲル向いの「アルキメデスの螺旋」で開かれたライブイベントに参加してきました。左がセッティング時の様子です。右が私が今回持ち込んだ機材でRedLineモジュラー + PCのLiveBeatsの組み合わせです。
やはりメインはユーロラックのモジュラーシンセですが、モジュラーシステムも皆さんそれぞれ特色があって面白いです。機材はデリケートだし荷物は多いしで移動をどうするかは共通の悩みの種だと思いますが、このあたりさすがに綺麗にまとまってる感があります。
ユーロラック以外でも
ototoを駆使したり、テープエコーを使ったり。この辺の小道具をどう使うかはひとつのポイントですね。
そして今回はやはりモジュラーではない(さらに言えば電子楽器でもない)もののインパクトがかなりのものです。
そのひとつがこれ、ルイージ・ルッソロが作ったという騒音楽器、「イントナルモーリ」です。当時の現物はすでに消失しており、これは図面を基に再現した(と言ってもそれも数十年前)ものらしいです。残念ながら調整の問題で完全な動作はしないようですが、内部をじっくり観察できました。左のラッパ部分に張ってある膜から弦が伸びており、右にあるハンドルを回すとギアが弦を擦って音がでる仕組みです。上部のレバーで弦の途中の駒の位置がスライドしてピッチが変わります。なんとなくハーディガーディっぽかったりクイーカっぽかったりします。
そしてもうひとつ、「おきあがり赤ちゃん」。確かにこういう人形があったなとは思うのだけど、これをライブで演奏するという発想に至るとはね。ビジュアル面のインパクトもそうですがこれ確かに良い音します。演奏スタイルは右のような感じになります。ちなみに一番右の人形は傾けたターンテーブルに乗せられていて勝手に音が出ます。
と言うことで、イベントには「電子楽器」的な副題がついてはいましたがアコースティック勢はまたちょっと違った存在感がありますね。
Posted by g200kg : 2016/05/06 00:41:34