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2017/05/07 (2017年05月 のアーカイブ)

最近買ったおもちゃ: Zoom MS-50GをMIDIから制御する

MS-50GはZOOMのエフェクターで、ストンプ1個分のサイズにやたらと多くのエフェクトが詰め込んであるマルチエフェクターです。

今年3月にファームウェアがVer.3へアップデートされ、今までエフェクトが100種類だったものが、172種類になりました。4月に買おうとしたところしばらく入荷待ちだったのでアップデートされた状態で来るのかと思いましたが、まだVer.2のままで自分でファームアップデートする必要があります。

172種類のエフェクトをすべて本体に書き込む事はできず、PC上の「Effect Manager」というユーティリティでまず本体に使いそうなエフェクトを書き込み、その中から最大6個をシリーズに接続する形になります。本体に書き込めるエフェクトは内容によって変化し、172種類中の120~150程度です。微妙にサイズ超過で全部入れられないのはファームを強化し続けた結果、初期の設計に収まりきらなくなったための苦肉の策という感じはしますが、それだけ大切にアップデートされ続けていると言う事でしょう。

エフェクトの編集は小さな画面を見ながらポチポチやる感じになりますので、正直に言ってちょっと辛いです。サイズに対して機能が豊富すぎるというせいではありますが。

ストンプを多数並べてツマミをちょいちょいといじるという感覚ではなく、じっくり時間を掛けてエフェクトを選択し、パラメータを吟味しながら一つひとつ調整して行くという作業が必要ですね。どちらかと言えば、あらかじめ時間を掛けて気に入ったパッチを作っておき、使う時はそれを選択するだけ、という使い方がメインになると思います。

音が気に入る気に入らないというのは人それぞれあるとは思いますが、とにかくこれ1台あれば済むというのは凄くお手軽で遊びがいがありますね。



さて、本題はここから

Effect Manager の画面上で MS-50Gは「MIDI IN」「MIDI OUT」という表示になっているように、USBでPCと接続した場合、PCからはMIDIデバイスとして見えているようです。そして、これはマニュアルにも書かれていないのですが、ここにメッセージを送るとMS-50GをMIDI経由で制御する事ができます。WebMIDI APIを使うとブラウザからも制御できますね。

とにかく今わかっている事は Program Change を送るとMS-50Gのエフェクトパッチの選択ができる、という事でArduinoを使ったりして実際にシステムを組んでいる方もいらっしゃるようです。

とれすけのブログ:ZOOM MS50GのMIDIコントロールまとめ

それで、他にもMIDIから制御できそうだなと思ってちょっと調べてみたところどうやら、CC# 74 に 64 以上を送るとチューナーモードになるようです。フットスイッチの長押し相当ですかね。通常モードに戻すには CC# 74 に 64 未満を送ります。

他にも適当にメッセージを送ってみてもなかなか反応してくれないのだけど、できればこれ、狭い画面でポチポチとエフェクトの編集をするのは辛いので、PCからでかい画面で編集できるようになればいいなあ。

ZOOMさん、もうこの際プロトコルを公開したりしてくれないだろうか。



追記... 重要な情報を教えてもらいました。
どうやら SysExでエフェクトの各パラメータの情報を扱う事ができる模様です

ガレスタさんのDIY日記:ZOOM MS50g,MS70CDRのMIDI制御について1



続報あります。ZOOM MS-50G 用パッチ操作ユーティリティ実験中

Posted by g200kg : 2017/05/07 23:30:21