11月17日(土)-18日(日) に渋谷の東京コンタクトおよびスタジオミッションで東京モジュラーフェスティバル (TFoM) が開催されました。
昨年は展示がレッドブルスタジオでコンサートがコンタクトと少し離れていたのですが、今年はコンタクトのあるビルの上の階のスタジオが展示会場になっています。ビル内の移動で済むのは良いですね。
展示会場の様子。展示は12時~18時ですが、16時過ぎくらいから急に人が多くなりました。展示を1~2時間見た後、コンサートに突入というパターンですね。
g200kgブースはこのところ相変わらずの照明系ですが、予想外の鏡張りの壁のためレーザーをどっちに向けるべきか悩んだ末に適当なセッティング。
モジュラーシンセの体験コーナーが入口近くに設置されています。
中古モジュールのトレードコーナーもあります。
すっかりモジュラーイベントの顔になっている福産起業のモジュラー壁。
同じく大規模展示を行っている ClockFace Modular。
Hikari Instruments の新作。ガジェット風にまとめられたノイズマシンです。なかなか面白い。
ROLI ブースには Seaboard と Blocks が並べられています。
もうひとつガジェット系では Teenage Engineering の OP-Z。この小さな筐体で音と映像と照明をシーケンス制御できます。照明に関しては OP-Z が USB ホストとして動作し ENTTEC の DMX I/F 等を経由して DMX 接続するようです。
Diligent ブースの Pack Joue。楽器フェアにも出てました。パッドを載せ替え可能な MIDI コントローラですが、ゴム素材のパッドに RFID が仕込んであるようです。
こういう造形物があると目を引きます。なかなかの存在感。La Voix du Luthier。特殊スピーカーというかレゾネータと紹介していました。オンドマルトノの出力装置みたいなものですかね。
BASTL Instruments の缶たたき系のヤバイ奴。BASTL の製品としてはサーボモーターやソレノイドのドライバモジュールがあり、その応用例を示すための客寄せパンダマシンという事らしいですが、なかなか目立ってました。
1010 Music ブースにあったのですが、Teensy の IoT モジュールをユーロラック化するシールド。右上にのっかっている小さな基板が Teensy で、MIDI および Analog の入出力があり、何をさせるかは Teensy で勝手にやって、という事です。これは良いものだ。
さて、展示と並行してレクチャーなども行われました。こちらは各国の PowWow アンバサダーへのインタビュータイム。
モジュラーシンセをターゲットにした新著 Patch & Tweak の著者 Kim Bjørn さんへのインタビュー。
こちらは 4ms からのレクチャー。一つのモジュールで高機能のものが増えてきたので巨大システムよりも小さな筐体でまとめる方向への流れなんじゃないかというような話で、小さめのフレームをプッシュ。
展示の後は、地下の東京コンタクトでライブの時間です。前回と同じく Phew さん出演。
こちらは DMX を駆使する PowWow インドネシアの Bagus Pandega さん。DMX Box を使っていただきました。
とまあ、2日展示をやると体力は消耗しましたけど、なかなか興味深いものが見れました。
そして今週末もイベント続きで 24日(土) シンセビルダーズサミット@科学技術館、25(日) HTML5Conference@東京電機大がありますので、参加される方はまた会場で。
Posted by g200kg : 2018/11/20 10:40:41