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DTM / MIDI 用語の意味・解説
偏ったDTM用語辞典
Clip クリップ
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1.信号波形のピーク部分が一定のレベルで飽和し潰れてしまう事を言う。動詞として「クリップする」、名詞として「クリッピング」あるいは「クリップ」と呼ぶ。音としてはレベルオーバーで歪みが発生した状態である。
ディストーションなどのひずみ系エフェクターは、このクリップを意図的に発生させるものである。クリップの中でもデジタル的に一定レベルですっぱりと切られている場合、「ハードクリップ」という言い方をする場合がある。
また、緩やかな曲線を描きながらクリップする事をソフトクリップと呼ぶ。ソフトクリップに近い言葉に「飽和」を表す「サチュレーション」がある。ほぼ同じ意味で用いられるが、ソフトクリップは波形としてピークが切り取られる事を指し、サチュレーションはレベルオーバーによって何らかの歪が発生するというニュアンスで用いられる。
2.オーディオやビデオ、あるいはMIDIのデータの断片の事。DAWなどの編集ソフトで使用される用語であり、全体の時間の流れを示す「タイムライン」上にこのクリップを配置する事により、全体の構成を作るスタイルが一般的である。
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