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DTM / MIDI 用語の意味・解説

偏ったDTM用語辞典


Combo Organ コンボオルガン

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電子オルガンの一種。1960年代に流行した楽器であり、名前の由来は明確ではないが、コンボスタイル(小編成ジャズ)のバンドで使われる事を想定した所からと思われる。「トランジスタオルガン」と呼ばれる場合もある。

基本的にトーンホイールを使用するハモンドオルガンを電子回路でシミュレートし、軽量化した楽器である。

コンボオルガンの定義は主に形状に関するものであり、持ち運び可能でスタンドに乗せて使用するようなものを指す。このような形態は現在ではシンセサイザーなどでは一般的なものであるが、コンボオルガンはオルガン音色を出す事に特化した楽器であり、いわゆるシンセサイザーはコンボオルガンには含まれない。

ヤマハの「エレクトーン」などの電子オルガンもそのまま「コンボオルガン」とは呼ばれる事は少ないが、大型のものでなく、「コンボオルガン」に近い形状のものは「コンボスタイル」と呼ばれる事がある。

トーンホイールを使用するハモンドオルガンはコンボオルガンには含まれないが「ハモンド」のブランドであっても1970年代以降の電子式の音源の機種でコンボスタイルのものはコンボオルガンと呼ばれる。ただし「ハモンド」のネームバリューが高いため、「ハモンドコンボオルガン」というような呼ばれ方が多い。

PCM 音源やシンセサイザーの技術進歩の結果、コンボオルガンの形状でオルガン音色のみを出す事を目的とした楽器自体が現在ではそれほど多くない。



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