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DTM / MIDI 用語の意味・解説

偏ったDTM用語辞典


EuroRack ユーロラック

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ドイプファー社が提唱するモジュラーシンセサイザーの規格の名称で、パネルの大きさや電源のコネクタが共通化されている。多数のメーカーが「ユーロラック規格」対応のそれぞれ特徴あるモジュールを開発/販売しており、異なるメーカーのモジュールを混在してラックに納め、独自のモジュラーシンセサイザーシステムを組み上げる事も可能となっている。

なお、「ユーロラック(Euro Rack)」という名称はこの規格とは無関係な製品で製品名として使用されているケースもあるため、注意が必要である。

モジュールの大きさはラックマウントシステムで言う3Uの高さ(128.5mm)で、幅はHP (Horizontal Pitch = 1/5インチ = 5.08mm)の倍数で表される。ドイプファー社では古くよりこのフォームファクターでモジュラーシンセサイザーを開発しており、これがデファクトスタンダード化したものである。

1つのモジュールのサイズが初期のモーグ・モジュラーシステムなどで使われているものよりもかなり小型であり、入出力ジャックは 3.5mm のミニプラグ/ジャックを使用している。また電源は大型のモジュラーシステムが ±15V を使用するのに対し、ユーロラックでは ±12V および +5V を使用する。

アナログ・モジュラーシンセサイザーは1970年代末のテクノブームの後、一度は過去のものとなったが2010年前後からブームが再燃し、このユーロラック規格のシンセサイザーモジュールに参入するメーカーが増加している。



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