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DTM / MIDI 用語の意味・解説

偏ったDTM用語辞典


Sampling Frequency サンプリングシュウハスウ サンプリング周波数

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音声データをデジタル化する際の周波数の事。 そのまま読めば「サンプリングフリケンシー」だが、「サンプリングレート(Sampling Rate)」、「サンプルレート(Sample Rate)」、更には略して「エフエス(Fs)」と言う場合もある。 CD (CD-DA)なら44.1kHzDATなら48kHzなどが使用される。また、最近では機器の高性能化に伴い、96kHzや192kHzという周波数を使用する場合もある。

サンプリング周波数は高いほど忠実な波形の再生が可能になるがデータのサイズも巨大なものになる。原理的にサンプリング周波数の1/2であるナイキスト周波数までが記録可能であるので、CDの場合なら22.05kHzまでの音声信号を扱える事になる。なお人間の耳で聞こえる上限は20kHz程度と言われているが、アナログの方が音が良いと主張する人の中には100kHzを超える周波数まで聴感上の影響を及ぼすとする人もいる。生理学上、耳の構造は100kHzの音を受け取る事はできないというのが大勢の見方であるが、最近の論点は100kHzの再生による聴感上の差異はヘッドホンでは生じないが、スピーカーによる再生の場合は皮膚感覚を通じて直接伝播する、というような主張に移ってきている。 この論争の結論はまだ当分出そうにない。

なお、このような最終的な再生の際に使用するサンプリング周波数の話とは別に、音楽制作の途中段階でリサンプリング処理なども伴いつつ加工を繰り返すためのデータ保持手段としては、より高い周波数を使用する事に意味はある。



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