DTM ディーティーエム

「Desk Top Music」の略。 PC を利用して机に向かって（実際に楽器を演奏しないで）音楽制作をする事を指し、DTM を趣味とする人を「 DTMer （ディーティーエマー）」と呼ぶ事もある。

ソフトウェアとしてはシーケンサーや DAW を利用する。一部の誤解として、シーケンサーや DAW のソフトウェア自体が「 DTM 」と呼ばれるケースがあるが、あくまでも DTM は音楽制作をするという行為を指す言葉である。

1990年代初めにローランド社の「ミュージくん」に代表される初心者向けのセット商品のヒットにより、PC を使った趣味の１つとしての楽曲制作が広まると共に使われるようになった言葉である。

DTM という言葉が使用されるようになった当時、PC上で出版作業を行う DTP（Desk Top Publishing）という言葉がトレンドとなっており、これをもじって DTM という言葉が作られた。 ただし DTP という言葉が英語から入ってきたのに対し、DTM という言葉は和製英語であり、外国では通じない。英語であえて該当しそうな言葉といえば 「 Computer Music 」である。

また、DTM という言葉はホビーとして音楽制作をするという意味合いが強く含まれており、プロフェッショナル志向な人の間ではどちらかと言えば敬遠される傾向にある言葉である。