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DTM / MIDI 用語の意味・解説
偏ったDTM用語辞典
Monophonic モノフォニック
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1.楽器、シンセサイザーに関してモノフォニックというのは、同時に一つしか音が出ず、和音が出せない事を言う。 これに対して和音を出せる事を「ポリフォニック」と言う。 例えばブラスなどの管楽器は構造上モノフォニックの楽器である。 また初期のアナログシンセサイザーも殆どがモノフォニックであった。 最近のシンセサイザーはモノフォニックである事はまれであるが、大抵の場合モノフォニックのモードも準備されており、その切り替えは「ポリ/モノ」というような表記となっている。 リードやベースなどで使用される事が多く、特にポルタメントをかける場合はモノフォニックでないと音のつながりが思うようにならない事がある。
2.L、Rの2チャンネルを持ち、左右に広がりのあるいわゆるステレオ(ステレオフォニック)信号に対して、1チャンネルだけで広がりのない音をモノフォニック(あるいはモノラル)と言う。 ちなみに「モノフォニック」と「モノラル」は音の聴取方法としては異なる意味を持つが、どちらも信号としては単に1チャンネルだけの信号という意味で違いはない(モノフォニックは1チャンネルの信号を真ん中に置いた1つのスピーカーで聴く事であり、モノラルは1チャンネルの信号を片耳イヤホンで聴く事である)。
2.の意味の場合は「ステレオ」、「モノ」と縮める言い方がほとんどであるため、敢えて省略せずに「モノフォニック」という言い方をするとすれば1.の場合が多い。 逆に単に「モノ」と言った場合は「ポリ/モノ」の「モノ」なのか「ステレオ/モノ」の「モノ」なのかは文脈から判断する必要がある。
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