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DTM / MIDI 用語の意味・解説
偏ったDTM用語辞典
Pan Law パンロウ
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「Pan Law」とはパンの法則の事である。左や右にパンを振り切った音はステレオのスピーカーの片方だけで鳴るのに対し、センターに定位した音は左右2つのスピーカーで鳴る事になる。そのため、左右に振り切った時とセンターの時で同じ大きさの信号を入れるとセンターだけが大きく聴こえる事になる。Pan Lawはこれをどう補正するかの法則の事である。
最近のDAWなどでは0dB、-3dB、-6dBなどとPan Lawの設定を選択できるようになっているものが増えつつある。
例えば-3dBの場合は、センターの音は左右に振り切った音に比べて-3dBだけ音量を下げるという補正がかけられる。ちなみにこの-3dBという値はパンの振り方に係わらず左右のスピーカーに送られる合計電力が一定となるような補正を表している。
ただ、この-3dBだけが正解というわけではなく、DAWシステムなどによって異なるPan Lawが使われているのが実情であり、例えば大型ミキシングコンソールの代表格であるSSLでは-4.5dBのPan Lawが採用されている。
複数のオーディオトラックをDAW間で移動する際にはこのPan Law設定が異なると違うバランスで聴こえる事になるので注意が必要である。
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