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DTM / MIDI 用語の意味・解説
偏ったDTM用語辞典
VST ブイエスティー
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「バーチャル・スタジオ・テクノロジー(Virtual Studio Technology)」の略。独スタインバーグ社が提唱しているオーディオ用プラグインの規格であり、この規格に沿ったソフトウェアはPCの内部で仮想的なエフェクターや楽器として使用できる。競合する規格は多数あるが現在もっとも普及しているオーディオプラグインの規格である。
楽器として動作するものをVSTi (VST Instrument)という。 言葉の使い分けとして、VSTはVSTiを含むVST規格全体を指す場合と、VSTiを除いたエフェクターのプラグインだけを指す場合がある。 エフェクターだけを明示的に示したい場合には、「VSTe」と言う言葉を使う事があるが、この言葉は規格上で定義されている訳ではない。 VSTを使うためには、DAWなどのホストアプリケーションがVSTをサポートしている必要がある。
VST規格は 2.x から 3.xにバージョンアップする際に大きな仕様変更がなされ、3.xでは64ビット処理、サイドチェインを可能にするマルチダイナミックI/O、ウィンドウリサイズなど重要な機能が追加されたが両者に互換性はない。特にサードパーティ製のVST対応ソフトウェアでは3.x非対応のソフトウェアもまだ多く流通している。
競合するプラグインの規格として、マイクロソフトのDirectXプラグイン、デジデザインのRTAS、アップルのAudioUnit(AU)などがある。
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