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DTM / MIDI 用語の意味・解説
偏ったDTM用語辞典
オンゲンモジュール 音源モジュール
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MIDI などの演奏情報を受信して音を出す機能だけに絞った機器であり、鍵盤を持たないシンセサイザーと言っても良い。単に「音源」と呼ばれる事もある。大きく2つの流れがあり、1つは通常のシンセサイザーやマスターキーボード、ウインドコントローラーなどの演奏用機器と共に使用する音源モジュール、もう1つは DTM 用途で使用するための1台で全ての演奏をまかなう事を目的とした音源モジュールである。
前者の場合、既存の鍵盤付きのシンセサイザーに対して鍵盤なしモデルという位置づけである事が多い。「ラック型シンセサイザー」と呼ばれる事もある。
後者の場合、PC と接続して使用する事が前提であり、ドラムなども含め全ての音を同時に出すマルチティンバー機能を持つ。また、通常はデータの互換性からジェネラル MIDI 規格などの共通規格を満足するようになっている。この流れは、ローランドが最初に DTM 入門用のセット「ミュージくん」に含まれていた MT-32 から始まり、ローランドの SC シリーズ、SD シリーズ、ヤマハの MU シリーズなどがあり、「 DTM 音源 」とも呼ばれる。中でもローランドの「 SC-88 Pro 」(通称ハチプロ)は DTM 音源のデファクトスタンダート的ポジションにあった。
ただし現在、1台で全ての音をまかなう純粋な DTM 用途の音源モジュールは DAW とソフトシンセの発展にともなって廃れつつある。
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