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DTM / MIDI 用語の意味・解説

偏ったDTM用語辞典


PCM ピーシーエム

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「 Pulse Code Modulation 」の略。 アナログ信号をデジタルで表現する基本的な方法である。 一定のサンプリング周波数でサンプリングした値を数値にしてデジタルの数値列にする方式の事。MP3などの圧縮のかかっていない生のデジタル信号の事である。

デジタル化した数値をどのように扱うかに関して、更に幾つかの方式があり、信号の振幅を数値化してそのまま扱う LPCM (Linear PCM) の他に、振幅を対数化する事により低ビット深度S/N比を向上させる「μ-law」「A-law」、また差分情報化してビット数を削減する ADPCM (Adaptive Differential PCM) と呼ばれる方式もある。これらは CPU に負担のかからない軽い圧縮と言えるものであり、音質がそれほど重視されない音声通信などで利用される。

通常単に「 PCM 」と言った場合は LPCM を指す。

Windows の WAV ファイル、Mac の AIFF ファイルが PCM ファイルに相当する。(なお実際に使用される事は稀であるが、WAV ファイルは単なるコンテナであるため MP3 等の圧縮データを格納する事も可能ではある)

【参照】
サンプリング周波数
MP3
ビット深度
S/N比
ADPCM
WAV
AIFF


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