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DTM / MIDI 用語の意味・解説
偏ったDTM用語辞典
CV シーブイ
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「 Control Voltage 」の略で、アナログシンセサイザーで使用される、音の高さを表す信号の事。通常、この CV と鍵盤を押した事をあらわす Gate 信号が組となって(モノフォニックな)演奏の情報として扱われ、両者を合わせて CV / Gate と表される。
シンセサイザーがデジタル化し、MIDI で制御されるようになって以降 CV / Gate 方式は姿を消し、ビンテージのシンセサイザーを接続する場合等のみに使用されていたが、2010年頃から再燃したアナログシンセサイザーブームにより、再び対応機器も増加傾向にある。
CV にはモーグの Oct/V とヤマハおよびコルグの Hz/V の2つの方式があり、両者の間に互換性はない。 Oct/V は1オクターブを1ボルトで表すというもので、モーグのシンセサイザーのシステムの中でも重要なアイデアの一つである。 ヤマハ、コルグ以外のメーカーは大抵この方式を使用していた。 しかし、この処理には精度の高い対数変換回路が必要であり、チューニングの安定性の面では悩みの種でもあった。ヤマハ、コルグの Hz/V 方式はこの対数変換回路を省略した電圧と周波数がリニアに対応する方式であり、信号の扱いやすさを犠牲にして安定性を確保したものと言える。
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